SVC処理

SUPER VANADIUM CARBON

SVC処理とは、超硬の表層内外に硬化層を形成する特殊コーティング処理です。
硬いです!! 処理後のワークは、表面硬度3500Hv(ビッカース)となります。

SVC処理は、高真空炉内で金属表面に特殊合金分子(注1)を電子銃で打ち込むことにより母材の表層を融合硬化し(注2)、特殊コーティング層(注3)を形成させる処理工法です。


《 特徴 》
 ●SVC処理は母材の内部にも浸透するコーティングなので、剥がれや脱落などは起きません。
 ●SVC処理後のワークは表面硬度3500Hv(ビッカース)となります。
 ●SVC処理の処理温度は800℃ですので、対象ワークを「超硬」に限定致します。
 ●SVC処理の対象ワークにはマスキングは出来ません。(全体に硬化層が形成されます。)

《 効果 》
SVC工法を御採用頂きますと、バイトなどの磨耗する超硬製の冶工具の寿命が延びます。
コーティング色は、黒灰色です。
靭性は、超硬と同等です。
摩擦係数は、母材の仕上げ面に対応し同等です。

(注1)特殊合金分子とは、マイナスイオンを持った単一元素の複合体です。
(注2)膜厚は、母材の内部に約10μm、外部に2μm成長させます。
(注3)特殊コーティング層は、特殊複合合金です。

  対象ワークは御支給下さい。また、製造図面を頂ければ製造・加工からお受け致します。

 

表面処理以外の製品

2018年04月09日