三次元補正とは。

底面や立ち壁だけでなく、自由曲面や斜面に於いても補正を行わせることです。

現在は殆のマシニングセンターに工具長や工具径を測定するシステムが取り付けられております。
使用される工具の形状と径をCAMに入力しますと、プログラムが最適なパスを出し、工具長・工具径を測定した結果と合わせて補正を行う仕組みになっております。

パスを作成する際に根拠となる工具の形状は工具のカタログスペック等に依存しており、理想形状(例えばφ3mmのボールエンドミルなら、R1.5の真円半球)を元に作られます。しかし、実際には振れ周りや摩耗が有るためにプログラム通りに加工することは困難です。

次の図はラジアスエンドミルに於いて、自由曲面と斜面を加工する際に工具が実際に当たる部分(N)を示しています。殆の部分で工具長(下端)や工具径(左右エッジ距離)とは無関係のところが当たることが分かります。

この部分はプログラム上では、カタログ上のコーナーR(理論値)で算出されます。従いまして振れ周りや摩耗で発生する形状の変化には追従することが出来ません。

次の写真は、ジェイコアがボールエンドミル(6mmφ)を測定しているものです。ジェイコアは回転する工具の残像を捉え、工具長・工具径だけでなく、膨大な点群座標データを瞬時に測定します。

点群座標データを二次元データ或いは三次元データに変換してCAMに送ることで正確な三次元補正を行うことが可能になります。

次の図は点群座標データからのモデリングイメージを示しております。

 

このシステムに関するご質問やご希望等御座いましたらお気軽にご連絡頂けますと幸いです。

また、本技術に於いては、
1 CAMメーカー様 および販売店様
2 DNC運転プログラムメーカー様 および販売店様
3 加工機械メーカー様 および販売店様
と良い関係で協業が可能です。ご興味が御座いましたらお気軽にご連絡賜れますと幸甚です。
是非、新しい技術の可能性をご一緒に創り上げたいと考えます。

2018年10月09日