詳細情報

加工機械メーカー様や技術者の方向けに、より高度な情報をお知らせいたします。オプション設定へのご検討やお客様仕様の特注専用モデル導入のヒントになれば幸いです。

ジェイコアのメリット

測定方式

ジェイコアは一般的な画像測定装置とは異なりシャッター機能を使用しておりません。人が肉眼で観察しているのと同じように残像で観察しています。(特許第5437679号)従いまして測定は主軸が一回転する時間で完了します。高速で撮影し続けピークホールドで測定する方式と比較しますと測定速度が圧倒的に早くなります。

上の図は高速シャッターモードで5分間測定し続け、ピークとなった数値の画像です。結果は2995.45μmとなっています。

上の図は残像方式(20ms=1/50秒)で測定した画像です。測定結果は、スピンドルの振れも含めて3010.71μmになりました。

測定範囲(画角)

本製品は標準のTYPE-Mで3.5×2.7mmの画角を有しております。上図で画角のサイズ感を表してみました。3mmφ程度の工具で有れば一回の撮影で工具長・工具径を瞬時に測定します。測定時間が圧倒的に早いばかりでなく、主軸の移動に伴う誤差が発生しないために精度も向上します。
(移動測定による最大測定工具径:45mm)

通信機能

本製品は加工機械の指定の変数領域にLANを通じて工具長・工具径を書き込みます。標準では、ファナック様の機能であるFOCASを用いておりますが、各社様の専用仕様にもお応えすることが可能です。またスキップ信号に関しましては、ハードスキップ(電気的なON/OFF信号)とLANを通じたソフトスキップが選択できます。ハードスキップは出力電圧を0、5、12、24Vから選択可能でノーマルオープン、ノーマルクローズの選択が可能です。ソフトスキップは既に市場に販売された機械への後付にもフィールドで大きな変更を伴わないことからアフターマーケット市場の攻略も簡便になります。
また、NCと本製品を接続し運用する場合に必要なサンプルマクロもご用意させて頂いております。(カスタムマクロ領域を100程度使用します。)

予備データ入力不要

本製品は形状認識機能(AI)を持っており、最初のスキップ時に先端の形状をフラット系、ボール系、ドリル系に自動で分類し、測定すべきポイントを自動で判断いたします。この機能は画角に入りきらない工具の場合にも有効で、例えば先端形状からRを認識しますとボール半径を導き出し外径となる部分へ主軸を自動で移動させます。またフラット系と判断した場合は、縦にスキップラインを作成し、横方向へのスキップ動作を自動で行います。これによって予備径や予備長、あるいは工具の種類などを事前に登録する必要がなく、オペレーターの工数を削減し、誤った入力による破損を無くすことが可能となって居ります。

ヘッド構造・機能(搭載時に手間が要りません)

本製品は、電動シャッター、ツール洗浄用エアーノズル、シャッターカバー洗浄用エアーノズル、カバーレンズ洗浄用エアーノズルが搭載されております。それらの駆動用機器は全てヘッド内に搭載されておりますので、ヘッドへの結線は防水コネクター2本とエアーチューブ1本のみになります。このことが取付けを簡便にし、且つ現場で事故が起こっても交換を簡単にしています。またヘッドは屈折率が空気中とは異なりますので測定こそ行えませんが、10m防水となっており、水深10mの環境においても連続稼働が可能となっています。ミストや高圧の切削液環境にも耐えられる設計になっております。

測定機能(14年分のニーズが凝縮)

上の図は、6mmφのボールエンドミルを回転させて画角が6.4×5.1mmの特注モデルとして製作された TYPE-0132を使用し、1ショットで撮像させ、中心点からの距離を180ポイント(180°)測定したケースと5軸加工機械などで基準角等が設定されている場合に実際に必要なポイント(このケースでは指定角を15°部分としております)の中心点からの距離を僅か数秒で測定、演算させております。この結果を中心点から垂直に下ろした部分を工具長として通信を行うことも可能です。今後、必要になると考えられる測定機能についてはほぼ内包されており、今は実装されていない機能についてもご希望により追加が可能です。

ジェイコアエンジン(メーカー様独自の仕様を短期間で開発可能)

測定器を開発するにあたり、弊社が注力致しましたのは、測定専用の画像アルゴリズムです。短時間で精密に測定する機能が開発可能な専用エンジンを開発致しました。私共は、「ジェイコアエンジン」と称しております。この基幹ロジックは画像を用いた測定に必要なアルゴリズムをほぼ搭載しており、お客様のご希望に基づき短期間でご要望の測定機能を開発することが可能となっております。このジェイコアエンジン自体もOEM等で既に過去数年に亘り出荷が開始されており、ツールプリセッターメーカー様、工具製造装置メーカー様のオプションで設定されている工具測定装置、或いは医療系では錠剤の精密サイズ、形状測定に使用されております。従いまして本製品には様々な特徴が御座いますが、加工機械メーカー様の開発部門におかれましては、この技術を使用して開発を全て国内で専門の技術者が行いますので、日々、年々進化させることが可能であり、且つ、開発者様のご希望に沿った機能が迅速に実現できる環境も大きなメリットだと存じます。

納入価格について

本製品はロット生産時に最も効率よく製造できるように設計されております。従いまして加工機械メーカー様や大手企業様の特殊仕様製作時にもロットでご導入頂けるケースにおいては大きな価格メリットを出すことが可能です。仕様により価格は若干異なりますが、オプション設定のご検討には充分範囲内の納入価格に、また大手企業様の工程改良にも大きな負担なく行うことが可能です。お問い合わせ頂ければ弊社の開発チームがお客様の元へお伺いしお打ち合せをさせて頂きます。